受け身
柔道の投げ技で、投げられた際に体に受ける衝撃をやわらげたり、怪我を予防するのが受け身です。
投げられることへの恐怖心を消しさる為にも普段からの受け身の練習をすることで、技術が大きく進歩し上達するものです。
そして、柔道の受け身には大きく分けると、後ろ、横、前、前回り受けみの4種類があり、どの方向でも自分から倒れる気持ちを持つことが大切です。
後ろ受け身
大外刈りや大内刈などで投げられた時に、後頭部や背中を守る受け身です。両腕を開く脇からの角度は、30〜40くらいを目安にし、指はまっぐに伸ばして、背中が畳に着いた瞬間に手のひらで畳を打ちます。早すぎると、肘だけで畳を打ってしまうので気をつけるようにしましょう。
また、受け身の時に腰が深く曲がってしまうと、体の力が抜けて、体を守ることが出来ないので、しっかり腹筋を使って畳を打つようにすると良いです。
横受け身
実践的な練習で一番役にたち、立出足払いや送足払いなどの横方向に倒された時などに使います。腕だけで畳を打つ場合と、足も腕と同時に使う場合もあり、その時々の状況に応じて使い分けます。
また、勢いが余って足が交差したり、踵からついてしまうと、腰や足をひねり怪我に繋がりやすいので気をつけましょう。
前受け身
払い腰や背負い投げなどのかけ損ないで、そのまま前に潰されることが試合では良くありますが、このような時に顔や胸、腹部へのショックをやわらげる時に用います。
どんな姿勢からでも手を八の字にすることが基本で、肘から指先までを同時に畳を打つようにします。そうしないと手首を痛める恐れがあるので注意してください。
また、恐怖心から身体の近くに腕をつきがちになりますが、遠くに思い切ってついた方が怪我を防ぐことが出来る可能性が高いです。慣れないうちは、両足を開いて低い位置から倒れて練習するとやりやすいです。
前回り受けみ
背負い投げや、体落とし、大腰などで投げられた場合に使って対応します。畳から両足が離れた状態から投げられるので、衝撃も大きいので、体を丸くして転がるようにして衝撃をやわらげます。
上達したら、立った姿勢から右足を踏み出して右手を着きながら回転して、左手で受け身をとる練習をすると良いでしょう。
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